アップル(Apple) が低価格ミニノートPCを売らない 7つの理由
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アップル(Apple) が低価格ミニノートPCを売らない 7つの理由

アップルと言えば、個性的でクリエータの人達などに人気のパソコン、マック(Mac)や、最近ではiPod/iPhoneで有名なメーカー。

そのアップルが、巷で話題の低価格ミニノートPC(UMPC/ULPC)市場には参入するつもりが無いということを公式に発表したらしい。

米アップル上級副社長「格安パソコンに参入せず」 機能など優先 (日本経済新聞の記事; リンク先削除のためリンク抹消)
「ユーザーは求めていない」Appleが低価格ノートパソコンへの参入を否定 (GIGAZINEの記事)

低価格ミニノートPCについては、最近このブログでもネタとして取り上げたばかりで、タイムリーな関連ニュースとして、今回はこのアップルのニュースについてテクノロジー・マーケティングの観点から考えてみた。

特に、なぜアップルが低価格ミニノートパソコン、いわゆる激安パソコンをやらないのか、その理由をいくつか考えてみたい。

  1. 消費者はアップルに格安パソコンを求めていない
  2. 上記の日経の記事を読むと、表向きの理由は「消費者はアップルに格安パソコンを求めていない」ということだが、これについては、本当にそうかは分からない。
    当方はその裏に以下のような理由があるのではないかと思う。

  3. 格安パソコンは、ブランドイメージを大切にするアップルのマーケティング戦略にそぐわない

  4. アップルはとにかく、ブランドイメージを重要視する会社だ。
    そんなアップルにとって低価格、格安、激安、と言ったどちらかと言えば安っぽいイメージがつきまとう製品セグメントに参入することは、多少の売上げ増加に繋がったとしても、長い目でみればマーケティング戦略上マイナスの方が多いという判断。

  5. アップルにはiPod Touch/iPhoneがあり、格安パソコンと同じようなことができる

  6. パソコンという製品カテゴリに入るとは一般には思われていないが、実はアップルのiPhone(アイフォーン)/iPod TouchはCPUもかなり高性能なもの、無線LANも搭載されていて、格安パソコンと同じようなことがかなり出来てしまう。
    また、価格的にも、iPod/iTouch は現在市販されている格安パソコンとほぼ同じようなレンジにある。

    だから、アップルとしては似たような価格帯の格安パソコンを手がけるよりも、既に発売中のiPod/iTouchの販売を促進することの方が優先度が高いはず。

  7. 格安パソコンの発売で価格競争に巻き込まれるのはアップルにとって得策ではない

  8. このブログでも既に書いたが、台湾ASUSTeKが先鞭をつけたUMPCという市場セグメントは既に血の海となり、ブルーオーシャンではなくなってしまっている。

    そこで待っているのは、差異化が困難で体力勝負の価格競争だけだ。 

    要するに、格安パソコンは利益率が低くあまり儲からない、とアップルも考えているはず。

  9. 格安パソコンをやらないと公式に発表することの方がニュースになる

  10. これは、上記の日本経済新聞の記事になっていることで既に証明されている。

    もちろん、アップルが格安パソコンを出せば、それもニュースにはなるだろう。 
    しかし、格安パソコンがコモディティになってしまった現時点で、格安パソコンをやる、という月並みなニュースと、敢えてやらない、という発表のどちらにニュースバリューがあるだろうか?

    結論から言えば、アップルは今回この発表で、機能などを優先した高品質のパソコンを提供するというブランドイメージを広報・広告することにまんまと成功している。

  11. 単にアップルが出遅れたため

  12. この辺まで来ると、かなりこじつけに近く苦しくなってきたが(笑)、腰の重い日本の電機メーカーでさえ参入してしまった格安パソコンの市場に、今さらアップルが参入するというのは格好良くもなんとも無いよね?

  13. スティーブジョブズが、格安パソコンに反対している

  14. そして、最後の理由は、これに尽きるか。 

    アップルといえばスティーブジョブズ氏の会社ということは、パソコン業界の方なら誰でも知っているが、そのジョブズ氏なら上にうだうだ書いたような理由も当然考えてるだろう。

    まぁ当方みたいな凡人には思いつかないそれ以外の理由も含めて、ジョブズ氏が何の変哲も事業戦略もない格安パソコンの市場参入なんて承認するはずが無い。


以上、多少こじつけに近い理由もあるかもしれないが(汗)、ここに述べたような理由は当らずとも遠からずではないかと思うが、どうだろうか。
 
関連記事:
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