マーケティングのコツ32 ブログ・イベントで女性をトリコにする
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マーケティングのコツ32 ブログ・イベントで女性をトリコにする

マーケティングのコツ32 ブログ・イベントで女性をトリコに
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トレンダーズ・代表取締役社長の経沢香保子さんの書いたクチコミ・マーケティングに関する本。
トレンダーズという会社は、若いキャリア志向の女性なら多分ご存知の会社だと思うが、テクノロジー・マーケティングという範疇からは、かなり遠いかもしれない。 だが、マーケティング、販売促進、プロモーションなどの観点では、共通点も多いのではないかと思い、この本を読んでみた。

アマゾンに二つほど投稿されているレビューコメントを読むと、自社の自慢や宣伝しかない等、かなり厳しい評価しかないのだが、当方はこの本でも色々と学ぶことができたと考えている。

確かに、\1,300の価格の本で企業の経営者が本を出す時に、それを自社のプロモーションに活用しない人はいないだろう。当方もいずれ出版をしたいという希望を持っているが、そうすれば当然自社のマーケティング、プロモーションの一環として行うだろう。

ただ、だからと言って、それがすべて自慢だ、宣伝だ、と切って捨てるのは、そういう読み方しかしてないのではないかと言う気もする。

以下、当方が学んだり、問題意識を持った点を、テクノロジー・マーケティングにも絡めていくつか述べてみたい。

マーケティングや広告業界で使われる視聴者セグメント用語

経沢氏の会社、トレンダーズは、いわゆるF1層に属するキャリア志向の強い女性をネットワーク化してマーケティングビジネスなどを手がけている。ここで言う、F1層は、20〜34歳の女性というのが広告代理店業界による定義。

ちなみに、ウィキペディアによれば、C層(4〜12歳の子供)、T層(13〜19の青少年・少女)、F2層(35〜49歳の女性)、F3層(50歳〜の女性)、あと年齢の区切りは同様で男性もそれぞれ M1層、M2層、M3層が定義されている。

これについては、当方も聞いたことが無かったので、広告業界の常識として一つ勉強になった。


クチコミによるマーケティングにおける商品の位置付け


クチコミは、マーケティング4Pでいえば、プロモーションの一手法になる。
この場合、当然ながらクチコミの対象となる商品/サービスが4Pの Product だ。

これも当たり前だが、ネットワーク化されるなりしてアクセスできるインフルエンサーにポジティブなクチコミを行ってもらおうにも、商品やサービスが良くなければ、ウソ偽りの情報発信を強要することになるが、それは不可能だ。

つまり、ブログやイベントで商品やサービスのクチコミ・マーケティングを行うには、対象となる商品(サービス)が良いものであることが大前提で、必要条件。 商品やサービスが、他の人に紹介できないようなレベルであれば、成立しえない。

これは、現在の日本で提供されている製品では、あまり心配のないことかもしれないが、輸入品などでは意外に問題となるようなこともあるかもしれない。 また、サービス業でも特に規制業種や競争が少ない分野などでは、顧客指向ではなく品質が高いとはいえない分野がまだまだ日本にはあると言えるので、注意が必要だろう。

ちなみに、ハイテク分野では、例えばソフトウェアなどはβ版(ベータ版)を見込み顧客にリリースしたりして、製品開発に反映させたりすることがあるが、これなども提供するベータ版の品質をそれなりに高めておいてからでないと、クチコミでプロモーションどころか、「このソフトは使えない!」なんて形で逆効果になるので注意が必要。

もっとも、同時に基本的な機能が十分に完成されていて、細かい、ノン・クリティカルな部分だけでマイナーなバグなどが残っているようなケースでは、概ね顧客側も寛容であることが多いのだが。

あと、クチコミというマーケティング手法は、やはりインフルエンサーが女性であるときに最も威力を発揮するというのは当方も同意するということで、テクノロジー分野での男中心でのクチコミというのがどんなものになるか、というのは、当方としても率直に言ってまだまだ研究の余地がある部分だ。
(最近は、ブログや掲示板などのCGMでこのハイテク製品に関するクチコミ効果をかなり意識している。)


ニュースリリースなどにおける広報USP(ユニーク・セリング・プロポジション)の重要性


経沢さんは、USP、つまり商品の強みや差別化要因(差異化要因)については、「独自の切り口」、「ほかとの違い」というようにマーケティング用語ではなく普通の言葉で説明されていたが、ニュースリリースでマスメディアに以下に取り上げてもらうかと言う点ではこれが肝である。 さすがに創業以来1000回もマスコミに掲載されたいう実績を持つトレンダーズ社だけのことはある。 

また、商品やサービス自体ではUSPが無く他との差異化ができなくても、それ以外の付加価値をつけることによってUSPを創りだし差異化が可能という主張にも、パブリシティによるプロモーション手法として学ぶべき所が多いだろう。


社長ブログにより情報発信のすすめ


これも現在では、やろうと思えば誰にでもできることだが、実践している人は意外に少ないのではないかと思う。

特に、テクニカルな分野、当方の専門であった半導体や組み込み開発などでも、社長や経営陣などがブログによる情報発信を行っている例はまだあまりない。 ほとんど無料でできる強力なマーケティング・ツール、プロモーションなのに、もったいない話だといつも思っている。


上述の通り、確かにブログによるCGMマーケティングの具体的な進め方や、セミナーのレジュメ、舞台裏の詳細などについては明らかにされていないので、それについてはトレンダーズ社の取り組みをモニターしたり、他社の事例を研究したりする、などのアクションは必要である。
したがって、その辺の具体的、詳細なハウツーを求めている方には物足りないのは確かだろう。

しかし、本書がトレンダーズ社の営業への導線であるということを差し引いても、クチコミ(word-of-mouth)によるマーケティング/プロモーションを進める上での基本的な考え方や成功事例などについて学ぶ上では手頃な一冊で、この分野にこれから取り組んでみたいと思うマーケティング担当者には参考になる点は色々とあると思う。


このブログ以外にもマーケティングの達人によるヒントがたくさん → にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ

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