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Web屋の本 〜 Web2.0・・・

Web屋の本 ~ Web2.0, ビジネスサイト2.0, Web屋2.0

Web制作会社(Webプロデューサー)の方の書いた、Web 2.0に対応したウェッブ制作の考え方や事例などについての本。

サブタイトルに、Web2.0, ビジネスサイト2.0, Web屋2.0とあるように読者としてはウェブ制作のクリエイターやプロデューサーの方々が想定されているようだが、本の前書きにそれだけではなく企業や個人でもWebサイトの制作、運営に関わっている人には是非読んで欲しいとあったので読んでみた。

"Web 2.0"と言うと、やはりマーケティング的なバズワード(流行語)という捉えられ方をされることが少なくないが、 この本ではWeb2.0は単なるバズワードではなくWeb/インターネットにおけるパラダイムシフトだと主張している。当方もその主張には同意だ。

当ブログで Web 2.0 を語る場合、当然技術(テクノロジー)とマーケティングの観点を交える事になるわけだが、この本ではいずれをも概要として触れている。(どちらかを深く掘り下げているわけではないので、Web 2.0の個別のテクノロジーやテクニック、Webマーケティングの具体的な方法については他の本を読むべき。)

その意味で、ウェッブサイトの企画や管理を任される立場の方などで、「Web 2.0 って良く聞く用語だけど実際には何なの?」という向きはWeb2.0の概念を理解するために読んでおくと良いかもしれない。

今に始まったことではないが、ウェブの分野ではGoogleやYahoo!などアメリカのネット企業が幅を利かせている。Web 2.0でもそういった傾向に大きな変化は無く、この「Web屋の本」で紹介されているWeb2.0事例でもほとんどは米国のネットベンチャーやサイトだ。

英語のカベでその辺の情報収集ができていないと感じる方にも、豊富なWeb2.0サイト事例は参考になるだろう。

当方としても、それなりに Web 2.0 について理解してはいるつもりながら、この本を読んで復習することができた。

例えば、Web 2.0でコアとなっている技術としては、リッチ・ユーザインタフェース(Rich User Interface; RIA)の代表である Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)、WebサービスAPI、SaaS(Software as a Service)などがあるが、これらはネットユーザの利便性やコスト、生産性などを考えると今後も廃れるどころか一層重要になることは間違いない。動きの早いインターネットでは、ソフトウェアリリースサイクルの終焉=永久にβ版が当たり前となったことも既に広く知られている概念で、ここで繰り返す必要も無いかと思う。

また、Webマーケティングの観点で重要なものとして、CGM(Consumer Generated Media;消費者参加型メディア)としてのブログやSNSの台頭、それによって生じつつある情報爆発の結果としての「アテンション・エコノミー」についての対応の重要性、ロングテール理論、SEO/SEMよりもSMO(Social Media Optimization;ソーシャルメディア最適化)がより重要になってきたこと、などマーケティングに携わる人ならネットマーケティングを直接担当していないとしても、またテクノロジーかそうでないかにも関わらず、常識として基本的なことは知っておくべきだろう。

当方も「アテンション・エコノミー」については、概念はある程度分かってはいたものの用語としては知らなかった言葉だったので、また一つ学習ができたことは有用だった。


さて、テクノロジー・マーケティングの観点で考えると、CGMなどそれほど大きな関連は無いと思われるかもしれない。しかし、現在ではテクノロジーの企業でもビジネスブログを開設したり、業界内での認知度向上にウェッブのバイラルマーケティングを活用したいという場合もやはり可能性として考えられることを考えれば、やはり知識として知っておくにこしたことは無いと考える。

ただでさえ、電子機器や組込み機器関連などの企業では、一部の大手メーカーなどを除くとろくにホームページの更新さえまともにされておらず、RSSやAjaxなど「それ何ですか?」というレベルの会社が多いことを考えると、著者の方が自著の宣伝を兼ねつつも経営者の方々にも読んで欲しいと訴えているのも頷ける話ではある。


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