Powermat社の非接触充電技術 (CES 2009):キラーアプリは?
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Powermat社の非接触充電技術 (CES 2009):キラーアプリは?

CES 2009 (Consumer Electronics Show、セスとも言われる)が、アメリカのネバダ州ラスベガスで開催されている。
このCES、日本のイベントでは秋に開催されるCEATEC(シーテック)に相当するものだ。
(ただし、CEATECでは一般人も入場可能だがCESは業界関係者やメディアのみ入場可のようだ。)

アメリカのエレクトロニクス・ショーーということで、当然ながら世界中の電機メーカーやコンピュータ・メーカーが出展して新製品を発表したり、ブース出展で顧客や取引先へのプロモーションを行ったりしている。

もちろん、日本のソニーやパナソニック、東芝などの大手電機メーカーも大々的に新製品やテクノロジーのお披露目を行っている。 

そんな中、イスラエルのベンチャー企業 Powermat (パワーマット)社がなかなか興味深い非接触充電テクノロジーとその技術を使った製品を展示、デモを行っていた。

まずは、YouTube動画(ただし、音声は英語なので分からない方は映像だけでご容赦)をご覧あれ:

さて、雰囲気だけでもお分かり頂けただろうか?

このパワーマット社の製品、非接触充電システムというもの。
「非接触」の意味あいは、現在なら例えば「Suica」(スイカ)や「Pasmo」(パスモ)あるいは、「Edy」(エディ)などの電子マネーのカードを連想すると一番分りやすいだろう。

現在、われわれが日常的に充電するときに意識することもなく行っている、電子機器の電源プラグを交流のコンセントやACに差し込んで充電するという行為でそのプラグで差し込むという行為の代わりに、パワーマット上に機器を置いたりかざしておくだけで充電できるようになるというテクノロジーを製品化したわけだ。

さて、このパワーマット、果たしてビジネスとして成功するだろうか?

パワーマット社・CEOのRon Ferber氏が動画の中でも語っていたように、日本でも実証実験のような取り組みが行われているようだが、単にプラグを差し込むのが不要というだけで、その対価として1万円〜2万円程度の出費が機器や住宅設備にプラスされるとしたら、消費者として納得できるだろうか?
(上記動画では、パワーマットが100ドル、レシーバーが30〜40ドルと言っていたので、一応量産効果なども考慮するとだいたい上記のような価格帯になると想定。)

個人的には、携帯電話やiPod、ノートパソコンの充電が必ずしも非接触になると嬉しいかと言われると、今と同じ値段でそうなるのなら、そうなると嬉しいかも、と言うくらい。

ACアダプタや壁のコンセントにプラグを差し込むことが、それほど深刻な問題になっている訳では無いからだ。
おそらく、このブログ記事を読んでいる方もおそらく同じように感じるのではないかと思う。


では、この非接触充電システム、どんな用途(アプリケーション)なら便利で何かの問題解決になるだろうか?
当方なら、その一分野としては・・・ 最近このブログ内でよく取り扱っている電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)、電動アシスト自転車などではないかと思う。

例えば、電気自動車の充電ステーションで、いちいちクルマから降りて電気コードを自動車の充電用コンセントに接続しなくてもよくなるということだ。 

クルマの前か後のバンパーか何かに充電用のレシーバを埋め込んでおいて、充電ステーションではパワーマットの埋め込まれている壁かどこかにゆっくりと近づけて行って十分に近くなった所で停止させる。
(最終的なアプローチでは自動的にやるという手もある。パワーマットが磁石でクルマに吸い付いてくるとか。)

ETCと同様の技術を使えば、誰のクルマでどう支払いを行うかも問題なくクリアできるはずだ。
あるいは、ケータイやPDAなどで支払いや認証を行わせても良いだろう。いずれにしても、充電スタンドで人手を介す必要は必ずしも無い。(高付加価値サービスとして、人に対応させるという選択肢ももちろんありだが。)

それに、現在進められようとしている充電ステーションの整備で、ガソリンスタンドでも電気自動車の充電システムを併設しようとする動きが既に報じられているが、これ何となくコワいのだ。

何がコワイかというと、高圧(100V/200V)の電気プラグを扱う時に、電気スパークを起こして火花が散らないかということ。

もちろん、電気自動車業界の専門家の方々はそういった可能性も心得てられるとは思うのだが、ショッピングセンターなどと違ってガソリンスタンドは引火性の高い燃料を扱っているので、火災の元になるような電気スパークの火花などは発生させられない訳で、そういう所では非接触充電技術がフルに活用できるのではないかと思ったのだ。

もちろん、電気自動車にこの非接触充電技術を適用する場合には、100V/200Vといったかなり高い電圧でもこの技術が使えるかどうかがカギとなってくる。 
高電圧がダメなら仕方がないが、携帯電話やノートパソコン、iPodよりもEV/HEVの充電に応用する方が利便性や必要性、適合性が高いと俺なら思うのだが・・・ 
 


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