QuicPayモバイルが意外に便利
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QuicPayモバイルが意外に便利

QuicPay クイックペイのロゴマーク

先日、電子マネー「Edy」を初めて使ったということを書いたのだが、その後も電子マネーを使ってみるという試みをいろいろと続けている。

Edyに対しては、残額がいくらかおサイフケータイに残っていて、当初の目的の一つである非常用という意味ではそれなりの価値はあるのだが、クレジットカードでチャージできるようにしていないので、やはりいちいちキャッシュでチャージするのも二度手間なため、あまり使っていない。

その代わり、セブンイレブン系の「nanaco(ナナコ)」のモバイル版のアプリをダウンロードして設定したり(ただし、こちらはチャージ額がまだゼロ)、ポストペイ(後払い)の電子マネー「QuicPayクイックペイ)」を設定したりという感じで経験値はかなりあがってきた。

で、キャンペーン実施中ということもあるので、今回はそのQUICPay(公式サイト: http://www.quicpay.jp/)について使用感や思うところを書いてみたい。

QuicPayって何?

QuicPayとは、上述の通り後払い式、つまりプリペイ(前払い)式の電子マネーと違って、使う前に予めチャージをする必要が無い。 
つまり、クレジットカードとほぼ同じような決済になる。(ただし、署名などは不要で、一度の決済額上限は2万円まで)
実際、QuicPayは、クレジットカード大手のJCB(ジェーシービー)やイオングループのイオンクレジットが中心となって開発された電子マネーである。

そして、QuicPayがEdyやnanacoなどプリペイ式の電子マネーと最も異なるのは、クレジットカードとの紐付けが必要となっていることだ。
(注:おサイフくんQUICPayを除く。おサイフくん・クイックペイは、QUICPay対応クレジットカードの会員でなくてもQUICPayを利用する事ができ公共料金の支払いにも使える、トヨタ系のトヨタファイナンスの電子マネー)

幸い、当方が所有しているクレジットカード(クレディセゾン・マイレージプラスというユナイテッド航空(United Airlines)のマイレージが溜まるカード)はQuic Payとの連携がサポートされていたので、初期設定を行い手持ちのFelicaケータイ(カシオ W51CA)をEdy、nanacoとQuicPayで使えるトリプルモードのおサイフケータイにした。


QuicPayのメリット

他の電子マネーと同様にQuicPayも、日本国内で採用される電子マネーのデファクトスタンダードとなっている非接触型ICカード技術「Felica」採用ということで、コンビニエンス・ストアで使うというのが最も普通というか現在では使いやすいと感じる。
コンビニなら関東や中京、関西を始めとして大きな都市圏にはいたるところにあり、業界トップのセブンイレブン、次点のローソンのいずれでも使える。(ファミリーマートはまだQuicPayに対応していない。)その他、サークルK・サンクス、スリーエフ、デイリーヤマザキの一部店舗という感じで、いずれにしてもコンビニ業界で最も導入が進んでいることは確かだ。

あと、当方が感じるQuicPayの心理的なメリットは、クレジットカードだと小額決済に使うのには気が引けるが、携帯電話ベースの電子マネーならEdyなどと同じ使い方(ケータイをレジのリーダーにかざすだけ)で署名の必要などもないため、とにかく気楽・手軽に使えるということだ。
コンビニで100円のガムやキャンディを買うのに使ってもまったく問題ないのだ。 紐付けしてあるクレジットカードでは、こうはいかないだろう。(第一、コンビニではクレジットカードが使えない?)

さらに、当方にあるもう一つの大きなメリットは、QuicPayで決済した額がすべてクレディセゾンのマイレージプラスのマイレージ加算になること。
これだけでも、通常のコンビニや書店の買い物などをすべてQuicPayに切り替えるだけの価値がある。 
なぜなら、これまで現金で払っていて何もバックが無かった小額決済の費用が、QuicPayを使えばすべてマイレージ加算に転用できるからだ。

チャージも不要で手軽・気軽に使え、小銭を持ち歩く必要もなく便利、自分のメインFFPのマイレージも溜まる、それが無料で使えるとしたら、それは使わない手は無い。
今まで食わず嫌い?で、ケータイにプリインストールされていたQuicPayなどにまったく見向きもしなかったのだが、使ってみてなぜもっと早く使わなかったのかとまで思ったワケだ(爆)。

公式サイト(QuicPay.jp)のキャッチコピーに「使う人ほどトクをする。チャージのいらない電子マネー。|QUICPay」と書いてあるが、あながち誇大広告でもないかなと思う。

なお、紛失や盗難の不安ももちろんあるわけだが、それに対してもQuicPay側がクレジットカードと同様の補償をつけているので、安心して使える。

上述のように、現在QuicPayはキャンペーン期間中であり、JOMOのガソリンスタンドやコンビニエンスストアを利用する頻度が高い人なら、いま使い始めるのがお得だ(抽選の景品が当る確率が下がるので、実はあまりこれを宣伝したくないのも事実・・・セコいね・・・爆)


QuicPayのデメリット

もちろん、便利さやマイレージなどメリットもあるが、デメリットも全く無いわけではない。
他の方の書いたブログでQuicPayに関する記事などを読むと、QuicPay加盟店が自分の近くにない、などといった指摘がある。

これは確かに事実だ。 
東京など大都市圏ではサービス開始後数年経ったこともあり、コンビニをはじめ書店、ガソリンスタンドやカラオケ、ファミリーレストランやスーパーなどかなり使える店も増えてきたが、まだまだ現金で普通に買い物をする感覚に比べると普通に使えるとは言えない。
個人的には、QuicPayは近くのセブンイレブン、ローソン、ヨドバシカメラなどでも使えるのでかなり便利だとは思うが、立ち食いそば屋やファーストフードなどでも使えるようになって初めて本格的な普及に至ったと言えるのではないかと思う。
ちなみに、Edyはマクドナルドでも使えるようになった(2008年12月〜)という(当方もまだEdyをマックで使ったことは無い)。

QuicPayもこの点は痛いほど分かっているはずで、だからこそ上述のキャンペーンなどのマーケティング施策により加入者を増やし、それによって加盟店を増やす、というポジティブなスパイラルに繋げたいのだろう。

次に、独立したカードではなく、おサイフケータイでのQuickPayモバイル、つまり携帯電話内蔵のFelicaチップで使う場合、ケータイを落としたり紛失してしまったりすると、これは一大事だ。
サービスの一時停止手続きやら、新しいケータイへの引越しやら、考えただけでも面倒だ。

(そういう意味では、機種変更のときのQuicPayの移行手続きもちょっと面倒かもしれない。
まぁ当分は機種変更するつもりはないが。)

なので、以前にも増してケータイを紛失しないように気をつけなければならないと感じているのが率直なところだ。
一応、Felicaロックという機能で暗証番号を入れなければQuicPayが使えないようにしているが、これはこれで正直、いちいち使う前に暗証を入れるのも面倒。
将来的には生体認証で持ち主の顔とか指紋を認識してすぐに使えるようにしてくれると助かる。

あと、これはデメリットというよりは課題かと思うが、やはり初期設定など当方として別に問題は無いにしても、クレディセゾンでの登録とかクレジットカードとの紐付けとか、やはり手続きと設定がちょっと煩雑かな、とは感じた。

この辺り、消費者各自の情報リテラシーや電子マネーを使いたいという動機付けなどにもよるのだろうが、アプリのダウンロードなど、ネットやパソコン、ケータイなどの操作に慣れている自分では特に問題は無いが、ウチの実家の親父やお袋に同じことができるかと言えば、多分無理だろう。

つまり、年齢的にある程度若く、情報家電の操作に問題の無い人でなければ現在の携帯電話搭載型の電子マネーは使いこなせない代物なのである。これは、Edyやnanacoなども同じだ。 (通常のカード型なら、あまり問題は無いと思うが)
この辺がどう解決されるのかが、加盟店の増加とも相まってQuicPayを始めとしたFelicaベース電子マネーの普及のカギを握ることになるだろう。
(プリペイ式の場合は、さらにチャージの手間という課題もある。この辺については、また改めて書きたいと考えている。)

QuicPayって結局、どうよ?

と、ここまで電子マネー QuicPay について色々と勝手なコトを書き散らかしたが、結局どうなの?というと、個人的には意外に便利で使い勝手も良く、メリットも十分以上に感じたので、キャンペーン終了後も恐らく継続して使い続けることになりそうだと思っている。(QuicPayの狙い通り・・・)

とにかく、加盟店がどれ位増えるかは、やはり key success factor (重要な成功要因)の一つだ。
QuicPay.jpというか、モバイル決済推進協議会(MOPPA)の今後の努力に一層期待したい。

ちなみに、電子マネーの普及という観点で言えば、ジェーシービーと同時にQuicPayを立ち上げたイオン・グループがなぜQuicPay対応をイオンの店舗で進めないのかは、イオン独自の電子マネーワオンに絡む思惑などもあるのだろうが、やや理解に苦しむ。
というか、電子マネーの普及拡大期に似て非なる異なった電子マネーをたくさん作ってしまうと、客側は分散してしまって、結局そのテクノロジー自体の普及の足かせとなるのではないかと感じる。

同様なことは、NTTドコモがQuicPay立上げに参加したあと、結局 iD というこれまたFelicaではあるものの独自ブランドの電子マネーを立ち上げて顧客囲い込みに奔走しているのも同じだ。
なぜ電子マネーという新しい技術サービスのカテゴリ自体がまだ完全に離陸してしまう前に、自社の利益だけを考えた行動に走ってしまうのか、経営者の大局観というか単眼的な視点には疑問を感じざるを得ない。

こういう現象は複雑な技術、テクノロジーを使った新しい製品やサービスにはよくあることだとは思うが、まずはその技術なり製品カテゴリなりが市場として立ち上がった後で、自社の顧客囲い込みを行っても遅くは無いと思う。

結局、似て非なるモノが乱立することによって、消費者は混乱したり、互いに食い合いされて分散したりすることになり、その技術自体の普及の足かせになるのではと危惧するわけだ。

QuicPayを含むFelicaベース電子マネーが、巷で最近しばしば言及される日本だけの「ガラパゴス」技術として終わらないことを、当方の杞憂に過ぎないことを、切に願う。
 
関連記事: Edyにチャージ(エディ事始め)
 
おまけ: QuicPay東急ハンズ名古屋店でも使える(Wikipediaに記載あり)。
なぜ、東急ハンズの名古屋店だけ・・・?と思ったら、トヨタだったのね。なるほどね〜、さすが天下のトヨタさん。
 


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