"レオ様"のテスラ・ロードスターへの乗り換えが意味するもの
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"レオ様"のテスラ・ロードスターへの乗り換えが意味するもの

テスラ・ロードスター(Tesla Roadster)の動向をずっとモニターしている。
実は、そのテスラ・ロードスターについて、ちょっと興味深いことが今日分かった。 

それはタイトルにも書いたことなのだが、環境問題に強い関心を持つハリウッド俳優の「レオ様」ことレオナルド・ディカプリオが、トヨタのプリウスからテスラ・ロードスターに乗り換えたということだ。

この乗り換え自体は、実は昨年の暮れ頃に明らかになったようなのだが、この三ヶ月ほど当方は知らなかった。

たまたま、ディカプリオがプリウスに乗っていたという脈絡でネットでブログなどを調べていたら、実は彼がテスラに乗り換えたということを書いているブログやニュースサイトがあり、分かったのである。

トヨタのプリウス関係者の方(更に言えばホンダのインサイト関係者の方、その他自動車メーカーの製品企画に携わっている方々)は、このことがどんな意味を持つか、良く考える方が良いのではないだろうか?

テスラ・ロードスターに群がる、アメリカの有名人

テスラ・ロードスターへの乗り換えは、実はシリコンバレーで成功している起業家や投資家達だけではなく、同じカリフォルニア州の映画産業の中心地であるハリウッドのセレブ達の間にも進みつつある。

参考までに、以下は現在までに分かっているテスラ・ロードスターのオーナーのリスト:

  • レオナルド・ディカプリオ (Leonard DiCaprio; 俳優)
  • ジョージ・クルーニー (George Clooney; 俳優・監督)
  • マット・デイモン (Matt Damon; 俳優)
  • ブラッド・ピット (Brad Pitt; 俳優)
  • ウィル・アイ・アム (Will.I.Am; 歌手)
  • アーノルド・シュワルツェネッガー (元俳優、現職のカリフォルニア州知事)
  • セルゲイ・ブリン (Google 創業者)
  • ラリー・ペイジ (Google 創業者)
  • マイケル・デル (デル・コンピュータ 創業者/CEO)
  • 等など・・・

と言う感じで、アメリカで成功している富裕層の俳優、経営者、起業家、投資家、政治家などがこぞってテスラ・ロードスターを買い求め、週にわずか20〜30台しか生産できない Tesla Roadster の納車を首を長くして待っているという状況なのである。

上記のリストの内の何名かは、レオ様のようにプリウスやその他のハイブリッド車を下取りに出してテスラ・ロードスターに乗り換えたのではないかと思う。
(もっとも、彼らの家は大きいしガレージにも何台も入るだろうから、願わくばプリウスやシビックのハイブリッドもまだ手放していないことを祈りたいが)
 
 

ロハスな人達の意識は、低炭素ではなく脱炭素に突入?

ちょっと横道に逸れたので、本題に戻る。
ディカプリオがプリウスからテスラ・ロードスターに乗り換えたことが、どういう意味を持つか。

ディカプリオ自身は、環境に関心が高いと言っても、アメリカ国民や全世界の誰でもが彼と同じようにプリウスやテスラ・ロードスターに乗ることが出来るわけでは無いことは良く理解している。

それでも、深刻化する地球温暖化や環境破壊に対して自分がどんなことが出来、それがどんな意味を持つかということを意識しながら、プリウスに乗ってアカデミー賞の会場に現れたり、今回のように100%電気で動くスポーツカー、テスラ・ロードスターに乗り換えたりしているはずだ。

(もちろん、自身のファンや世間に対して、自分が環境問題に関心を持っていることをアピールしたいから、という気持ちも無いわけではないだろうが)
 
そして、そういうディカプリオと同じような考えを持つ著名人がみな、ハイブリッド車ではなく電気自動車に乗り換え始めた。
つまり、彼らにとってはもうCO2をいくばくかでも排出するハイブリッド車はcool(カッコ良い、おしゃれ)ではないのだ。
 
だからと言って、自動車メーカーの立場として今すぐにすべての車種を電気自動車にすることは現実的に考えて無理だろう。
ただ、2012年という電気自動車リリースの計画をできるだけ前倒しにするような努力は可能ではないか。

今年、電気自動車の市場投入を目指している三菱自動車(i MiEV)と富士重工も、当初は2010年からEVの発売を行うつもりであったのを、市場の反応を見て今年からの発売に前倒しすることを決めている。

同じ経営判断が、三菱自工や富士重工よりも内部留保がありハイブリッド車でブッチギリのトヨタに出来ない筈はない。
 
 

CoolなEVを出すなら今

実際、Tesla Roadster を製造、販売しているテスラ・モーターズや、その他全米各地で雨後の筍のように現れてきたEVベンチャー各社を見ていると、クールな電気自動車を出す window of opportunity は今ではないか、という気がするのだ。

もちろん、ハイブリッド車の開発と発売を続けることも現実解としては悪い訳ではない。
実際問題として、充電インフラなどの整備はまだこれからなのだから。

しかし、市場はCO2の量が少ないクルマよりもCO2を一切出さないクルマ、そしてそれらを支えるインフラを求める方向に傾きつつあるように感じるのだ。

だから、ホンダの新インサイトが成功したのは素直に喜ばしいことだと思いつつも、やっぱりせっかくF1から撤退してまでエコカーの開発と製造に集中することにしたのなら、中途半端なハイブリッドにとどまらず、脱炭素社会を加速できる電気自動車(例えば、NSX-Eみたいな・・・)まで手がけて欲しいと思うのである。

ちなみに、ホンダなら NSX-FCかも知れないが、やっぱり水素を供給するインフラを一社だけで世界中に構築するのは、コストなどの点からもちょっと無理っぽくないかな、と・・・
(プラグインハイブリッドが技術的に、なぜ必要なのかという福井社長の主張は理解できないでもないが。
そして、水素インフラの供給にメドがついているというのなら、もちろん話は別。)

このブログ記事の脈絡で言えば、シリコンバレーの経営者やハリウッドのセレブ俳優達になぜ FCXクラリティではなく、テスラ・ロードスターを選んでいる人が多いのかということになるのかもしれない。

(もちろん、FCXクラリティのリース販売開始が Tesla Roadster より少し遅かったこと、アメリカ人のセレブ達が日本の大会社より自国のベンチャーを応援したいと言う気持ちもあるかもしれないこと、などの理由はあるかもしれないが。。。 
個人的にはFCXクラリティにも乗ってみたいけどね。)
 
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