サン・マイクロシステムズ、結局オラクルが買収
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サン・マイクロシステムズ、結局オラクルが買収

このところシリコンバレーやIT/ハイテク業界を賑わしていたサン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)の買収話、IBMによる買収交渉が決裂したと報じられてほどない本日、日本時間の夜になって、同じくシリコンバレーのデータベースの大手・オラクルがサンを74億ドルで買収すると言うことを両者がウェッブで本日付で発表したということで決着を見たようだ。

IBMとサンの企業風土も影響?

IBMによるサンの買収交渉が不調に終わったことは、買収金額がサンの経営陣の望むものでは無かったからというのが最も大きな理由だったようだが、それだけではなく企業文化というか互いの企業風土とか、そういったお金とはあまり関係の無いことも影響していたように思う。(あくまでも個人的な推測、憶測の域を出ないが。)

IBMと言えば、アメリカでも東海岸出身の代表的ハイテク企業だ。
古くはタイプライターで創業し、やがてコンピュータ化の波にのって「メインフレーム」と呼ばれる大型・高性能な業務用の汎用計算機の市場でデファクト標準を獲得、独占的な市場シェアを謳歌し、長らくIT分野で大きな影響力を誇っていた。

そのIBMが、パソコンの隆盛に伴って時代の波に乗り遅れて失速、自ら発表しパソコンのアーキテクチャの代名詞となった「IBM-PC」がコモディティになるうちに、中国のレジェンド(現・レノボ)にパソコン事業そのものを売却し、自身はIT分野のソリューション・サービスやコンサルティングという高付加価値型の技術サービス企業として復活を遂げた訳だが、その企業風土はやはりお堅い大企業のものだろう。

サン・マイクロシステムズとオラクルは似たもの同士

一方、オラクルはサンと同様にアメリカ西海岸・カリフォルニア州はシリコンバレーの代表的な会社で、ラリー・エリソン会長が創業したデータベース管理ソフトウェア(RDBMS)や業務用の基幹系システムの大手だ。

大手とはいえ、IBMがもうすぐ100歳になろうかという老舗なのに対して、オラクルはまだやっと30歳になったばかり。
サンが1982年創業だから、オラクルはサンの兄貴分というところだろうか。
(そういう意味では、IBMはお父さん、いやお爺さんって感じか?w)

サンの買収にあたって、オラクルがIBMよりも高いオファーを出したことが決定的だったのだろうと思う。
が、それにもましてやはり西海岸のシリコンバレーのベンチャー出身の企業同士と互いの企業風土が似ていたことが、今回の買収交渉でも影響していたではないかと思うのだ。

企業買収では、買収する側とされる側の企業文化や企業風土があまりにも違いすぎる場合、買収の後に買収された側の従業員が大量に辞職したり、事業の統合がうまく行かなかったり、というような問題が往々にして起きるという。

今回のサン買収の顛末では、IBMによる買収にサンが妥協するよりも、より高額で決着し、しかも似た企業文化を共有するオラクルによる買収の方が互いのために結果的には良かったのではないかという気がする。


クラウド・コンピューティング市場で増すオラクルの存在感

それにしても、オラクルはこの買収でサンの持つJavaやMySQL(オープンソースのデータベース)、SPARCやOpenSolarisサーバなどSaaSやクラウド・コンピューティングに関わる先進の広範なソフト、ハードの技術を幅広く手に入れたことになる。

これまで、クラウド・コンピューティングの市場ではオラクルという名前はあまり耳にしなかったのだが、今後サンのままなのかオラクルになるのかは分からないものの、いずれにしてもオラクル/サンの存在感が大きくなることはほぼ間違いないだろう。


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