ESEC 2009 レポート:ARM不在に見る今回の異変
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ESEC 2009 レポート:ARM不在に見る今回の異変

ESEC組込みシステム開発技術展2009が、リードエグジビション社主催により東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。

この金曜日までの3日間(特に金曜日の午後)、多くの来場者が詰め掛けることが予想される。
当方も初日の本日、さっそく足を運んできたので所感を記しておきたい。

  1. 組込みプロセッサの代名詞、ARMが不在
  2. インテルAtom、組込み市場で順調に勢力を拡大中
  3. Android、iPhone、Windows CE/Embedded 等も健在

組込みプロセッサの代名詞、ARMが不在

今年のESECで何が最も大きな話題かと言えば、例年大きなブースに何社ものパートナー企業を擁して出展するのが恒例の英ARM社が不在だったことかもしれない。(昨年はアーム社単独で出展)

組込み向けプロセッサでは、インテルよりもはるかに大きな存在感を示していたARMが今年のESECでは出展を見合わせているということなのだろう。
このことにも、現在の経済情勢がどれだけ異常かが反映されているのではないかと考えられる。

もちろん、アーム本体が不在だったとは言え、多くのボードベンダーやツールベンダーが出展していたことに変わりはなく(出展者もやや少なくなったようだが)、それらの製品ではARMプロセッサ・コア対応が当たり前であることにも変わりは無いのだが。


インテルAtom、順調に組込み市場で勢力を拡大

ARMとは対照的だったのが、インテル、特にAtomプロセッサだ。
先に、今回のESECでAtomが組込み市場でどの程度まで浸透しているのかを探りたい、と記していた。

実際、今日ESECの会場でインテル社自体のブース、それ以外の組込み向けボードや組込みシステム・ベンダー各社のブースをざっと見て回った限り、予想通り Atom プロセッサが順調に組込みシステム市場で勢力を拡大しつつあると感じた。

もちろん、ネットブックなどのように消費者が購入する最終製品にどの程度までAtomが搭載され、それらの製品がどの位の数量出荷されるかが、半導体メーカーであるインテルにとって最も重要ではある。

それはそうと、本日この件について触れようと思っていた矢先に、欧州委員会がEU競争法違反でインテル社に約1400億円もの制裁金の支払いを課すというニュースが報じられた。

インテルにとって組込み分野での躍進に水を差されるような事件であることは間違いない。


Google Android、iPhone、Windows CE なども健在

その他の話題として、オペレーティングシステム、ソフト側のプラットフォームについて触れておく。

携帯電話や携帯情報端末のセグメントで既に非常に大きな影響力を持つ、グーグルのアンドロイドやアップル iPhone関連のソリューションも、既存の組込みLinuxやマイクロソフトの Windows CE/Windows Embedded に並んであちこちで目に付いたことを指摘しておきたい。

アンドロイドの方はこれからだが、アップルの iPhone はゲームなど世界中の開発者たちが作ったアプリケーションが App Store で次々に公開され、10億回のダウンロードが達成されたというニュースが記憶に新しい。

そのようなiPhoneの携帯情報端末としての急成長は、やはりこのESECでも見られたということだ。


雑感:アンケートと勧誘はやっぱりウザイ・・・

それにしても、会場の通路を歩いていると毎度のことながらコンパニオンや説明員の方々からのアンケートだとか、セミナーだとかの売込みに少々辟易する。
本来、誰でも売り込みは嫌いなものだ。

もちろん、安くはない出展費用を払って店(ブース)を構えているから、元を取るためにお客の獲得に必死なのは十分理解できる。

ただ、当方のように開発者でもない人間にも見境なく説明を試みたり、見込み客リストに加えたいがためにアンケートご協力を・・・ってのは、ダメぽ。w

(それでもノベルティや懸賞の景品が魅力的なものだと、つい物欲に負けてアンケートに答えたりもするのだが・・・爆)

冷やかしか真剣な客かの見極めも、効率よくマーケティング活動をやるための実践的なテクニックとなることは頭に入れておいても良いと思うのだが、どうだろう。


関連記事:

  ESEC 2009(展示会)は Atomの浸透度をチェック
  ARM支配の組込み市場、インテル ATOMで攻略なるか
 


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