Firefox Developers Conference 2009 レポート
Mozzila Japan 主催の開発者向けイベント「Firefox Developers Conference 2009」に参加した。
当方、Firefoxのかなりディープなユーザではあるものの、開発者などと言える者では決してない(カスタム検索バーを一つ二つ作ったことがある程度)が、ずっと何かそれよりももう少しカッコイイFirefox拡張機能など作ってみたいなどと思っていることもあり、参加してみた次第。
プログラムは、午前中がアメリカのMozzilaからの講演者による基調講演、午後が拡張機能に関する開発事例、トークセッション、やライトニングトーク、最後に懇親会といった構成。
基調講演の講演者は、Mozzila Labs から Ubiquity や Jetpack 等の開発プロジェクトの開発者の中心で、ユーザエクスペリエンス担当の Asa Raskin (エイザ・ラスキン)氏とMozilla Corporation エバンジェリズムディレクター・Chris Blizzard (クリス・ブリザード)氏(左の写真)のお二方。
普段はネットでのニュースなどで名前と記事を見ることしか出来ない人達の講演をライブで聴けるというのは貴重な機会だ。
Firefoxの新しい拡張機能プラットフォームとなるJetpackや今後のFirefoxがサポートするHTML5の機能など、ついて行くのも中々大変だが新しいWeb技術に触れられて良かったと思う。
分かりやすくためになったFirefox拡張機能の開発事例セッション
| From Drop Box |
すなわち、B1「3 分 Jetpacking」、A2「ね、簡単でしょ? すぐできる拡張機能レシピ」、
B3「拡張機能開発奮闘記 〜学生でも作れる、企画できる拡張機能〜」というセッション。
簡単と言いつつも、これらの拡張のテクニックとスキルを使いこなせるようになるのは、実際には中々大変かと思うが、当方の自宅のノートパソコンにもJetpackを一応インストール済みになっているので、もう一度チュートリアルなどを見ながらチャレンジしてみたい。
最初の3分Jetpackingをプレゼンしたのは、あかつかだいすけ氏とGomita氏。
それぞれ、Firefoxコミュニティで活発に開発を行われている方。あかつか氏は慶応義塾大学SFCに所属し、「Firefox 3.5の灯」や「InterFORest」などのサイトを開発された方。Gomita氏は、当方のFirefoxにも入れている有名なアドオン「ScrapBook」の開発者。
ということで、このお二人の3分間Jetpacking、おもしろく大変参考になった。
二番目の「すぐできる拡張機能レシピ」では、地図アプリで有名なマピオンの技術開発部の山岸氏と中村氏による「FireMapion」などのプレゼン。
当方、マピオンさんには申し訳ないものの普段はWebの地図ではGoogle Mapsを使うことが多いのだが、こういった便利なFirefox拡張があると聞くと、マピオンも必要に応じて使ってみようかなと思わされた。
(それに、経済評論家の勝間和代さんもFirefox+マピオンで地図検索をしているそうだし。w)
GPSロガーを買ってからその種の地図アプリにも興味が出てきてるので、Firefoxの位置情報通知機能の活用にもできればチャレンジしてみたいと思った。
三つ目の早大の佐藤氏やFirefox 学生マーケティングチームによるセッションも拡張機能の開発初心者にとっては大変分かりやすく、参考になるものだった。
特に、FirebugやDOM Inspectorなど拡張開発者が入れておくべき拡張機能や、拡張機能の多言語化において BabelZilla というサイトに英語で登録しておくと、あとはさらに他の言語への翻訳が有志の各言語翻訳者によってどんどん行われていくといった実践的な知識を得られ、へ〜っと言う感じで目から鱗だった。
これは、是非自分でも何か作ったらグローバルに展開してみたいな、と。(その前に、とにかくまず、何を何のために作るか、なのであるが・・・)
Aza Raskin氏(写真中央)と日本の代表的な拡張機能開発者であるAmachangさん(写真左)とPiroさん(写真右)とのトークセッションも色々と拡張機能の開発にまつわるトピックやトリビアなどが聞けて興味深いものだった。
そして、Mozilla/Firefoxコミュニティの底知れぬパワーを感じたのが、大ライトニング・トーク。一人5分でそれぞれが開発したFirefox拡張機能を紹介(宣伝)するというものだ。Wordpressのコミュニティ・イベント「Wordcamp」などでもライトニング・トークは見たことがあったが、講演者のパワーと個性さという点では今回のFirefoxのイベントの方が勝っていたかもしれない。
例えば、@xionの大山有美氏。こういった開発者向けイベントでは、当然ヤローばっかりということになるわけだが、青のチャイナドレスで超目立ちまくりの出で立ち。と言って拡張機能がプアかというとそんなことは無く、「Twitter Plus」というTwitterのヘビーユーザには便利そうな拡張機能を紹介していた。なんと今年会社を設立したばかりだそうで、今後の活躍が期待できそう。
また、hATrayflood氏の「ぼかろFx」はFirefoxのUIを「初音ミク」などのボーカロイドのキャラで装飾するためのアドオン。同氏のプレゼン中にも賑やかな音楽と効果音?が含まれていて、見て聞いておもしろいプレゼンだった。
他にも、拓殖大学・齋藤氏のFirefoxを小学生向けに広めるための「学年別ひらがな切り替えアドオン」やswdyh氏のAutoPagerizeアドオン、大山貢氏の"Weather Japan"など、実用的なもの、役に立ちそうなものが色々と紹介されていた。
個人だけでなく、法人によるアドオンももちろん紹介されていたが、ぶっ飛び度とかユニークさ、発想、ウケという意味では個人の開発者に軍配が上がっていたように感じた。(ただ、当然ながらアドオンの実用性や完成度などではやはり法人の方が発表したアドオンの方が優れているのかなと思ったが、今回このブログでは割愛。)
祝・Firefox5周年!
そして、最後、懇親会とあいなった。
タダ飯、タダ酒ということで、お腹をすかせた開発者達が食べ物や飲み物をどんどん胃袋に納めていく。
(で、その模様をすかさずtwitterで実況中継している人もいたり・・・)
宴もたけなわのところで、ソフトウェアやフォクすけのぬいぐるみ等の景品が当る抽選会、さらにFirefox5周年のバースデーケーキ披露と盛り上がりを見せた。
(ちなみに、Firefoxロゴ入りのTシャツは参加者全員がもれなくゲット。Firefoxライトもアンケート回答者はゲット。)
当方単独参加だったので、どちらかと言うと黙々と写真を撮ったり、ひたすら飲み食いに徹したりしていたのだが、次回はできれば何か拡張の開発者や何かのプロジェクトのメンバーとしてより深く参加できれば良いなと考えている。
最後に、Mozilla Japan のスタッフの方、アメリカから講演に来られた Aza Raskinさん、Chris Blizzard さん、そして日本の各講演者の皆さん、どうもお疲れ様でした。
- joba
- 2009年11月09日 23:59
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