アップル・iPadは売れるか? (1)
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アップル・iPadは売れるか? (1)

アップル(Apple)が「iPad」という新製品を発表した。

これ、このブログでも少し以前に扱った「アップルのミニノート・パソコン」という位置づけに一番近い製品なのかなと思う。

個人的には、これにすぐ飛びつくという訳ではないのだが、話題になっていることは間違いないので、自分なりに備忘録を兼ねて思うところを記しておきたい。

iPadのポジショニング

まず iPadのポジショニング。
上にも書いた通り、アップル自身でもこの製品をパソコンとスマートフォンの中間に来るデバイスとポジショニングしているようだ。アップルで言えば、iMacやMacbookとiPhoneの間を埋める商品ということになる。

実際、下馬評通り(というのはつい先程ネットの記事で知ったことだが・・・)iPadはiPhoneまたはiPod Touchをそのまま巨大化したような構造になっているからだ。

つまり、iPhone/iPod Touchのアプリケーション・ソフトがそのまま動作するのである。

これは、ミニノート・パソコンが従来のパソコンのアーキテクチャ、つまりインテルのx86プロセッサとマイクロソフトのWindows XP(あるいはLinux)というパソコン用のハードとソフトをベースにした設計になっているアプローチとは正反対な訳だ。


iPadの狙う市場セグメント

次に、iPadがどの市場セグメントへ投入されようとしているか。
これは、既報の情報から判断する限り、三つほどあるようだ(スティーブ・ジョブズ氏ご自身もそういうことを言ったかどうかは未確認だが)。

まず、電子ブックの市場。ここは、アマゾン(Amazon)の「キンドル(Kindle)」が先行し、地元の米国などで大きなシェアを獲得している。

ローカライズ(=日本語化)されていないこともあり、日本ではキンドルはほとんど売れていないと思われるが、アメリカなど英語圏の国ではキンドルがぶっちぎりのトップを走っており、それをソニーの「リーダー(Reader)」が追っている格好、そこにアップルがiPadで殴り込みを掛けてきた形になった。

最後発のアップルは、書籍会社や新聞社と提携するなどコンテンツの充実を武器に上位2社の市場シェア切り崩しを狙っているようだ。

次がゲームやエンターテインメントの市場セグメントだ。
これは、iPod TouchとiPhoneのアプリケーションがアップルの予想外にゲームで活況を呈していることで、二匹目のドジョウをiPadで狙うという、今度は極めて意図的な戦略なようである。

最後が、いわゆるミニノートPCやULPCのカテゴリの担う市場セグメント、つまり電子メールやネット閲覧などを含めたアプリケーションを実行する製品の分野だ。(続く)

関連記事: アップル(Apple) が低価格ミニノートPCを売らない 7つの理由


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