ガリバーがテスラ・ロードスターをヤフオクに出品!
スポーツカーEVとして有名なテスラ・ロードスター(Tesla Roadster)を輸入したガリバーが、なんとそのロードスターをヤフオクに出品、それも破格の100万円からだという。
現在、テスラ・ロードスターは米ドルで $98,000位だっただろうか。
その走行距離の少ない中古車を米国の現地で買い付け、日本に輸入したそうだが、それを輸入してからまだそれほど経っていないのにもかかわらず、売ってしまうと言うのだ。
しかし、これはかなり計算し尽くされたプロモーションだと見た。
ガリバーの方もうまい広報施策、マーケティングを捻り出したものである。
ガリバーがこのテスラ・ロードスターを仕入れるためには日本円にして1千万円以上の金額を使ったはず。
(円高気味なので、その程度で済んだかも。)
それを、たったの100万円で売るとなると大赤字になる。
しかし、このニュースが話題にならないワケがない。
クルマ関係のメディア、さらに最近の電気自動車の普及の兆しに敏感になってきた一般メディアまでが、この話題をこぞって報じるだろう。
それに、電気自動車やスポーツカーに興味のある個人がブログやサイトでネタにする(実際にこのブログでもこうして取り上げている)。
そんな訳で、ニュースとクチコミによってあちこちで話題になるとすると、仮にほとんど誰も入札しなくて100万円でしか売れなかったとしても、赤字の900万円だか1000万円だか以上にテレビや新聞、雑誌、ネットのニュースで報じられる。
正確な定量化はかなり難しいが、広告価値換算すればほぼ間違いなく元が取れると考える。
地球温暖化対策待ったなしの今日、エコな話題には大きなニュース価値がある。
そんなトレンドをうまく利用したガリバーのマーケティング手法には見習うべきことが多そうだ。
関連情報:ガリバーインターナショナルのプレスリリース(PDF)
→ ガリバー、中古電気自動車をYahoo!オークションに初出品
ただ、実際にはアメリカの現地で買おうと思えば1000万円のお金が必要になる商品。
恐らく、入札がたくさん入るだろう。結局、1000万円に近いレベルまで競り上がってしまうのではないかと思う。
(そうすると、ガリバー社の持ち出しもほとんど無くなり、実質的にタダに近い額で宣伝が出来ることになる訳だ。)
100万円なんて激安じゃ、やはりテスラ・ロードスターを買うことはできないと思うが、ひとときの夢をみるには良いかもしれない。。。
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