EV充電インフラのビジネスモデル: 自動販売機でEV充電
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EV充電インフラのビジネスモデル: 自動販売機でEV充電

電気自動車に充電可能な自動販売機が東京都内に設置されたというニュースを知り、この週末に早速見に行ってみた(東京日石オートガス・経堂営業所、右側の写真)。

このような説明から想像すると何か新しい機械なのかなとも思ったのだが、実際に見てみると特に大騒ぎするほどのことはない、普通の自動販売機に既に発表済みのEV充電器(豊田自動織機製・200V単相の普通充電器)を併設してあるだけじゃん、wという感じでいささか拍子抜けした次第。

ただ、ビジネスモデル的には結構おもしろいかも、とも思った。

もちろん、現在のEV/PHV 普及率や充電にかかる時間などを考えるとこういった形が急速に普及するかどうかはまだ何とも言えない。
しかし、EV普及の過程でこういった様々なビジネスモデルが登場するうちに、やがて大当たりする本命のEV充電向きビジネスが出現し、大きなうねりとなってEV/PHV 社会の到来を加速するのではないかと思う。

上に「普通の自動販売機に既に発表済みのEV充電器を併設してあるだけ」などと、このEV充電機能付き自販機システムの開発者や設置者の方が聞くと怒られるかもしれないようなことを書いたが、実際には、自動販売機で買い物をするとその買い物に応じてEV/PHV の充電ができるという機能が目新しい所で、この仕組みのウリなのである。

確かに、じゃあ誰かがEVを充電している間に、もう一台EV/PHV が来たときはどうするのか、と思ったし、EV/PHV がまだ少ないため、当方が見に行った時には誰も使っていなかった。
また、買い物をすれば35分充電可能といっても、そのためだけにこの給電スタンドに来るEVユーザはいないように思うし、自販機での買い物は3分も掛からないのに、充電で30分以上かかるのはバランスがあまり良くないということはある。

それでも、EVの電気が足りなくなりそうなEVで、カーナビでこの充電スタンドが表示されれば、「お、電気が無くなりそうだけど、この充電スタンドで充電する間に缶コーヒーでも飲んでちょっと一休みするか」みたいな状況は今後ありそうだ。

特に、このスタンドは"オートガス"という名前からも察しがついたのだが、自動車用のLPガスを供給している。
つまり、タクシー運転手さん御用達のスタンドなのである。

ということは、この充電スタンドで今後に最もありそうなシナリオは、PHVタクシー(恐らく、プリウスPHV)が、給電に立ち寄り、一服ついでに充電、というパターンではないかと想像する。

ただ、ここはLPガス専門のスタンドのようで、そうするとプリウスPHVには充電はできても給油はできないということになるようで、給油は他のスタンドで、となるのがちょっと残念ではある。

ちなみに、この同じ週末には新潟県柏崎市で使用電力の少なさを競う「柏崎EVエコラリー」という興味深いイベントも行われており、そこでも充電スタンドに関して「レストランや喫茶店で食事ついでに充電できれば良いのに」等といった意見が出たらしい。

EVの販売拡大に積極的な三菱自動車と日産自動車の各ディーラー以外だと、自動販売機、コンビニエンスストア、コインパーキング、レストラン、ファーストフード、喫茶店、等々この辺が当面EV充電インフラの設置に取り組んでいくことになりそうである。


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