電気自動車(EV)でマーケティング
昨2010年は、電気自動車がブレークし始めた年と言えると考えている。
EVが話題になり始めたのは、大手自動車メーカーとして初めてのEVを三菱自動車が「i-MiEV」を発売した2009年だ。そして、日産自動車が満を持してEV専用車「LEAF(リーフ)」を去る12月に発売、いよいよEVが我々の暮らしの中に本格的に入り込み始めた気がする。価格は補助金を入れても約300万円とまだ高価ながら、リチウムイオン電池の量産が進めば、意外に早く安くなるのではないかと思う。
EVがブレークし始めたのは、日本だけではない。
ニューヨークなどごく一部の大都市を除くと、クルマが無きゃ生活できない米国でもEVやプラグインハイブリッド車(PHEV)が普及し始める兆しが見え始めた。
例えば、ビッグスリーのゼネラルモーターズ(General Motors:GM)も、日産と同様にかなり社運を賭けた"EV"「Chevrolet Volt(シボレー・ボルト)」を発売した。こちらも約4万ドルとまだ庶民には高嶺の花だが、環境対策に積極的な自治体や大企業からの受注で初年度発売分の1〜1.5万台は完売だそうだ。
ビッグスリーといえば、フォード(Ford Motor)もEVやPHEVを今年5モデルもリリースする。
トップバッターは、「Transit Connect Electric」という商用トラックだ。
一方、フォードは「Focus Electric」をConsumer Electronics Show(CES)で発表するという、スタンドプレーで一躍世界中に「フォードのEV」というイメージを焼き付けることに成功した。
すぐその後にデトロイトでモーターショーがあるのを承知のうえの計算だ。
日本でも、既にCEATECは電気自動車のオンパレードになっている。
今年のCEATECでも、色々な会社がEV関連の出展に精を出すだろう。
で、EVをマーケティングに活用、て話。
今ならまだEVを使えば、メディアに取り上げて貰える確率が高いからだ。
このネタ、実はこのブログでは既に取り上げていたが、今回の記事はその続編。
というのも、この1年の間にまた色々なEV関連マーケティング先行事例が出てきたからだ。
例えば、以下のようなもの:
福袋もEV対決、日産・リーフと米・テスラ/横浜
→「EV+福袋」という組み合わせ
ヤマダ電機、三菱自動車の『i-MiEV』を試行販売
→「EV+家電量販店」という組み合わせ
「EVハウス 港北ニュータウン都筑の丘」発売のお知らせ
→「EV+エコハウス」という、本流の組み合わせ
という訳で、まだまだEVにはニュースバリューがある。
だから、ちょっと頭を使って「EV+ナントカ」というネタで面白い組み合わせの企画を捻り出せば、広告費用換算するとすぐにEV1台分位の元が取れそうなマーケティングができるはずだ。
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